コラム

独立考えた時に読んだオススメの本

先日書籍発売されました、まさき(@m_msak7)です!

最近、「独立する時にどんな本読みましたか?」と聞かれることが多いので、独立準備期間に読んだ本を3冊ご紹介したいと思います!

contents

そもそもなんで本を読んだか?

私は昨年12月に独立を決意し、今年の3月で会社を退職したのですが、その間結構いろんな本を読みました。

今までライトノベルや漫画はたくさん読んで来ましたが、物語以外の本はあまり読んできませんでした。そもそも難しい本は苦手で、読む気すらなかったです。(ハリーポッターは目次で諦めた)

そんな私がなぜ独立前に本を読んだかというと
知識がなかったから!!これにつきます。

  • 他の人はどうしてるの?
  • ビジネスってなに?
  • 経営ってなに?

とりあえずわからないことだらけだったし、人に聞こうにも「何を聞いたらいいのかわからない状態」でした。漠然と何もわからない状態だったんです。考え方もわからないから、ひとまず知識をつけなくては!という思いからいろんな本を読みました。

あと、今だから思うのですが、本のコスパって最強だと思うんです。例えば、本を出されているような聡明な方と話そうと思ったら、その方の講演やイベントにいってお話聞く方法があるかと思いますが、そんなことしなくても1,500円くらいでその人の思考法がわかるってめちゃくちゃお得だと思うんです・・・!!本って素晴らしい。

他のクリエイターの独立話が知れる本

クリエイターが「独立」を考えとき最初に読む本

著者:日経デザイン
発売年月日:2017年2月
発行:日経BP社

この本はくまモンの生みの親「水野学」さんファッションブランドや大手百貨店などのデザインを手がける「吉田ユニ」さん、など成功をおさめた著名な29人のクリエイターの方々のインタビューが集約された本です。

「独立」を胸に秘め日々仕事に打ち込む若きクリエイターのためにとても嬉しいのが各人に「独立Q&A」があり、内容は下記の通りです。

  • 何歳で独立したか
  • 前職はなにか
  • 独立時の自己資金はいくらか
  • 独立時にクライアントはいたのか
  • 初クライアントはどうやって獲得したか
  • 独立時の苦労話
  • 若いデザイナーへのアドバイス

これがとても参考になります!そして結構厳しめなことも書かれていますなのでリアル。本当に参考になります。

他にも

  • 独立とはなにか?
  • 最初からうまくいったのか?いかない際はどうしたか?
  • 第一線で活躍し続けるためのマインド

なども書かれているので、読み応えのある一冊です。

お金と広告、マーケティングの話

革命のファンファーレ

著者:西野 亮廣
発売年月日:2017年10月
発行:株式会社 幻冬舎

言わずと知れたキンコン西野さんの「革命のファンファーレ」!
私が最初にこの本に興味をもったのは、とあるテレビ番組で西野さんが中学生相手に話していたのを何気なく見ていた時です。

西野さんははじめ中学生たちに「君たちは将来何になりたい?」と聞きます。
子供達は各々に答えますがその答えを聞いてこう続けます。
「その夢を叶得るには問題が2つ発生する。それはお金と広告。夢を叶えようと思ったらお金がいるし、それを知ってもらうための広告も必要だよ。」と。
(確か、こういった内容だったかと思います。)

  • なぜクラウドファンディングをしたのか?
  • クラファンはお金を稼ぐためでない。協力者を集めるためのツールだ
  • 大人数を巻き込むとどうなるか?
  • 「ホームレス小谷」はホームレスなのになぜ幸せか?
  • 世の中で大事なのは「信頼」であり、「信頼持ち」になれ
  • なぜ西野さんはグルメ番組に出演しないのか
  • 「えんとつ町のプペル」を無料閲覧させた理由
  • 過去の常識にとらわれてはいけない。著作権の概念を覆して権利開放した理由

を、中学生にわかるように説いた後、自身の本の紹介をされてました。
初めは何をいってるのかよくわからなかったし、本を無料公開して叩かれていたニュースも見ていたのであまりいい印象がなかったのですが、話を聞くうちにそれらは全て戦略の上で成り立っていること、現代にマッチした最強マーケティングなのだとわかりはじめ、どんどん引き込まれていきました。なので、すぐに本を買いました!!

本ではその内容をさらに掘り下げられています。すごく文章も読みやすくありながら「お金の広告の仕組み」「マーケティング」のことがしっかり書かれている本です。

経営とは何か

経営とデザインの幸せな関係

著者:中川政七商店 十三代 中川淳
発売年月日:2016年11月
発行:日経BP社

この本は経営者側は「クリエイティブリテラシー」を、クリエイターは「経営リエラシー」を持ちましょうというもので、めちゃくちゃ経営の話でてきます。そしてめちゃくちゃ難しいです。(もう3回くらい読んでますがそれでも完全に理解できてません。でもすごくためになる本だと思うのでおすすめします。)

その本は中川政七商店 十三代 中川淳さんが書かれています。
中川政七商店といえば、日本の工芸を元気にする!」をビジョンに、温かみのある生活雑貨を幅広く扱われているお店です。その事業はものづくりだけでなくブランドマネージメントや企業の再生コンサルも請け負われています。

そして本書では実例を元に

  • 現状把握の仕方
  • 企業/事業の現状把握方法
  • ベンチマーク、ポジショニングマップ

などの企業の見方や分析方法から

  • ブランドの建て付け方
  • ブランドの組み立て方
  • ブランドの仕上げ方

などを丁寧に書かれており、その後商品開発や物流、デザインの話があります。これらを自分に置き換えながら考えるととても良いです。

この本では企業コンサル的な視点で書かれていますが、自分の事業を自分でコンサルする、くらいの気持ちで落とし込んでいくと理解が深まるかと思います。

ご参考になれば幸いです!

ABOUT ME
有柚 まさき
【 広告漫画家 、デザイナー、アートディレクター】 フリーランス / MEBICコーディネーター 課題解決するアイデアを。広告マンガ制作をします。