前準備編が長くなりましたが今回からは実際に漫画を描いていく工程を紹介したいと思います
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ネタのメモ書き
今回は先日公開した「課長の睡眠時間」編でご紹介をします！
http://msak-note.com/otaku05
そもそもこの「オタク会社の日常」という漫画は今年の3月まで勤めていた会社をネタにしてるので昔の記憶を辿ってネタになりそうなところを描いています。
つまり、思い出した時にメモらないと忘れる・・・！！
かつ、これはネタ漫画なのでおもしろく完結させないといけないので、たまに表現に苦悩することがあります。
こんな感じで思いついたものはイメージを描いておきます。
その中で下記を描くことにしました。
この画像をクリスタでとりこみ、デジタル作業に移行します!
漫画制作
①コマ割りをして下書きをする
ラフである程度コマ割りがイメージできているので、コマ割りと下書きを同時に行います。
この時にセリフを書き込んでませんが、その分脳内でセリフ決めをします。そうです、面倒臭がりなので短縮できる工程はどんどん削減しますw
②セリフいれ
セリフを入れ込み、セリフ量と絵を描くスペースを把握します。その際一緒に吹き出しも描いてしまいます。吹き出しはリズムが大事なので読みやすさやテンポを考えつつ配置します。
③人物ペン入れ
人物のペン入れをします。私はベタ（黒い塗りつぶし）も同時に行います。ちなみに私は制作工程の中でペン入れが大好きです。出来上がってきてる感を感じることができるので・・・w
④ペン入れ仕上げ
背景やベタフラッシュ（心情セリフの効果）を入れてペン入れを終わらせます。わずかなスペースでも背景を書き込むことで情景がわかるし、このような1ページ完結漫画だと前後ページの流れもないので、よりシーンを伝えることを大事にしています。
⑤トーン→完成
トーン（グレー部分）処理を行い、クオリティを上げていきます。トーンは模様だけでなく時間帯（夜）を表現したりと、表現の幅が一気に上がるのでトーン作業はとても大事な工程です。
他に気になる点を微修正したら完成です！
約3時間で完成
大体1ページを仕上げるのに3時間くらいかかります。
これは1ページ簡潔ですが、複数ページのものになるとまた時間は変動します。
https://www.youtube.com/watch?v=Ueg-Viiae70
このページの制作時、youtubeLIVEしておりまして、倍速かけてないので長いですがこんな感じで描いてます！
「オタク会社の日常」裏話
ちなみにこの漫画は元会社の方々公認で、課長にも同僚たちにもよく読んでいただいています。たまに感想を送ってくれたりするのですが先日、同僚からこのような連絡が来ました。
※私が在籍していたのは関西支部でした。本社は東京にあり、全社会議の際はすべての支社の社員が集まり会議をします
ついに本社公認（！？）になったようですw
