もとはアナログ絵描きの、まさき(@m_msak7)です!
前回(といっても間が空いてしまったのですが・・・)の続きで漫画ができるまでのプロセス紹介、今回は「使用ソフト」についてまとめていきます!
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主な使用ソフト
以前はイラスト制作にペイントツールSAIを使用していたのですが、現在は漫画もイラストもCLIP STUDIO PAINT EXを使用しています。
機能性が高く、操作性の簡便もあり、かつ1ライセンス5,400円(税込)というコスパ最強のペイントツールです。現在ver.2まで開発されており、未だ根強いファンが多いです。
難点は対応OSがwindowsのみであること。
CLIP STUDIO PAINT(以下クリスタ)は「PRO」と「EX」と、アプリの「for iPad」の3つがあります。そこで私は「EX」を使用しているのですが、何が違うか簡単にいうと
「PRO」はイラスト制作向け
「EX」は漫画機能も装備している、という点です。
※どちらもmac、 windowsで使用でき、「PRO」→「EX」へのアップデートも可能です
ペンのカスタムもしやすく、wacom製品に合わせて開発されているのでwacomペンタブとの相性も良くか着心地の良い商品です。
しかし、1つだけ欠点がありまして、それはRGBでしか保存できないのです。
よって、広告漫画など制作の際はphotoshopで色味を調整して納品しています。
「CMYK」「RGB」とは、それぞれ色の考え方です。簡単に言うと、
「CMYK」・・・印刷で用いられるシアン、マゼンダ、イエロー、ブラック(インク)を指す
「RGB」・・・WEBで用いられるレッド、グリーン、ブルー(インク)を指す
もので、用途によって色設定を変えなければいけません。
例えば、印刷するチラシに用いるイラストが「RGB」のままだと、色が強制的に「CMYK」に変わるので結果的に色が変わってしまいます。
サブ使用ソフト
上記の問題から私はAdobeのphotoshopも併用しています。
phptoshop(以下フォトショ)はもともと写真加工用に開発されたソフトですが、イラスト制作ツールとしても機能性がすばらしく、フォトショでイラストを描かれるイラストレーターさんもとても多いです。
が、私はメインはクリスタなのでフォトショで絵を描くことは少ないです・・・w
フォトショは単体で月額980円から使用できるのでお安く使用できますが、もしAdobe製品を3つ以上利用するならCreative Cloud(Adobeソフトが全部入ったフルセット)にされるのがお得かと思います。
私はphotoshopの他に
・Illustrator(デザイン制作ソフト)
・Premiere Pro(動画ソフト)
・After Effects(動画ソフト)
・Acrobat DC(PDF制作ソフト)
も、使用するため、Creative Cloudで契約しています。
※現在Adobeソフトはパッケージ版(ソフト買い上げ)を廃止されてます。なので、月間、もしくは年間契約で利用する方法のみとなっています
※学生さん、学校の先生は認可校に限り学割でとてもリースナブルに利用できます
「RGB」→「CMYK」への変換方法
私は紙もの(印刷物)デザインが多いのでクリスタで書いた絵をフォトショで色味変換しなければならないのですが、その際下記のような方法をとっています。
①クリスタで描いたイラスト(A)を「psd」形式で保存
②フォトショでAと同じ大きさの新規キャンバスを作ります。設定は「CMYK」「解像度:350dpi」
③そこにAを「ファイル>リンクを配置」
④「RGB」のイラストを「CMYK」で表示することになるので色味が変わってしまいます(大体くすみます)。なので色調補正をします
⑤納得の行く色味にできたら別名保存をして完成です
今回はソフトの話をさせていただきましたが次回は、漫画制作過程を公開していきますー!